Grok 4.5とは?何ができる?性能・料金・強みを解説【2026年7月最新】

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Grok 4.5の性能と料金を解説するアイキャッチ画像

Grok 4.5(グロック・フォーポイントファイブ)は、イーロン・マスク氏が率いるAI企業xAIが2026年7月8日に公開した最新モデルです。いちばんの特徴は、最上位クラス(Claude Opus 4.8など)に肉薄する実力を、かなり低いコストで使える点。API料金は入力100万トークンあたり2ドル・出力6ドルで、Opus 4.8(5ドル/25ドル)と比べて数分の一のコストです。第三者機関Artificial Analysisの評価では、全188モデル中で総合4位(Fable 5・GPT-5.5・Opus 4.8に次ぐ)につけ、特にコーディングとエージェント作業で高い評価を得ています。

この記事では、Grok 4.5の性能・料金・強みを、公式発表と第三者ベンチマークをもとに、AIを使うブロガーやクリエイターの目線で整理します。

  • 最新のAIモデルの動きを追いたい人
  • コストを抑えて高性能なAIを使いたい人
  • コーディングやAIエージェントにAIを活用したい人

Grok 4.5とは?(2026年7月8日公開)

Grok 4.5は、xAIが開発したGrokシリーズの最新モデルです。2026年7月8日に一般公開されました。パラメータ数は約1.5兆(前世代の3倍規模)とされ、内部的には「Mixture-of-Experts(複数の専門家モデルを組み合わせる方式)」の推論モデルです。テキストと画像の入力に対応し、出力はテキストのみ。知識のカットオフ(学習データの時点)は2026年2月1日です。

なお、xAIは公開直前の2026年7月6日に、対外的な社名を「SpaceXAI」へ変更しています。2026年2月にSpaceXがxAIを買収したことを受けたもので、Grok自体のサービスやブランドはそのまま継続しています。この記事では旧来の呼び名である「xAI」と表記を併用しますが、公式サイトやAPIコンソールでは「SpaceXAI」表記に変わっている点は覚えておくとよいでしょう。

何がすごい?「Opus級の実力を、大幅に低コストで」

Grok 4.5の最大の魅力は、上位モデルに迫る性能を、圧倒的に低いコストで使える点です。第三者の総合知能指標Artificial Analysis Intelligence Indexでは、前世代のGrok 4.3(スコア38)から16ポイント伸びてスコア54を記録しました。これは同指標の全モデル中4位にあたり、上には米OpenAIのGPT-5.5、Anthropic の Claude Fable 5・Claude Opus 4.8しかいません。トップ級には一歩譲るものの、1タスクあたりのコストはわずか0.31ドルとされ、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。マスク氏自身も「Opusクラスだが、より速く、トークン効率がよく、低コスト」と位置づけています。

ベンチマークで見る実力:Opus 4.8とどちらが強い?

「Opus級」と言われても、実際どれくらい戦えるのか気になりますよね。第三者の計測結果を見ると、コーディング系ベンチマークではOpus 4.8と互角の勝負をしています。

ベンチマークGrok 4.5Claude Opus 4.8結果
DeepSWE 1.062.0%55.75%Grok 4.5が優勢
Terminal-Bench 2.183.3%78.9%Grok 4.5が優勢
DeepSWE 1.153%59%Opus 4.8が優勢
SWE-Bench Pro64.7%69.2%Opus 4.8が優勢

4本中2勝2敗と、Opus 4.8にはほぼ並んだ形です。ただし最上位のClaude Fable 5と比べると、これら4つのベンチマークすべてでGrok 4.5が及ばなかったとも報告されています。つまり「トップは獲れないが、2番手グループにはしっかり食い込む」実力、と捉えるのが実態に近いでしょう。

もうひとつ注目したいのが、トークンの使い方の効率です。SWE-Bench Proでの平均出力トークン数は、Grok 4.5が15,954トークンなのに対し、Opus 4.8(max設定)は67,020トークン。同じような課題を解くのに、Grok 4.5は約4分の1のトークン量で済んでいる計算になります。料金表の安さに加えて使用トークン数自体も少ないため、実際の請求額の差はさらに開きやすい点は見逃せません。

Grok 4.5の料金は?

APIの料金は、入力が100万トークンあたり2ドル、出力が100万トークンあたり6ドルです。キャッシュ済みの入力は0.5ドルとさらに安価。上位モデルのClaude Opus 4.8(入力5ドル/出力25ドル)と比べると、入力で約2.5倍、出力で約4倍の安さになります。大量にAIを使う開発者にとっては、コスト差が大きな意味を持ちます。

なお、コーディングツール「Cursor」経由で使う高速版(Fast)は入力4ドル・出力18ドルとやや高め。速度重視かコスト重視かで使い分けられます。Artificial Analysisの計測では、コーディング系タスクを1件解くのに必要なコストは平均2.59ドルで、こちらも割安な部類です。

項目Grok 4.5
提供元xAI(2026年7月6日にSpaceXAIへ社名変更)
公開日2026年7月8日
パラメータ数約1.5兆(前世代の約3倍規模)
コンテキスト50万トークン(前世代Grok 4.3の100万トークンより短縮)
API料金(入力)100万トークンあたり 2ドル(キャッシュ時0.5ドル)
API料金(出力)100万トークンあたり 6ドル
Intelligence Index54点(全188モデル中4位)
強みコーディング・低コスト・トークン効率

コーディング(プログラミング)に強い

Grok 4.5は、AIコードエディタ「Cursor」と共同でトレーニングされた背景もあり、コーディング分野で高い評価を受けています。Grokの実行環境「Grok Build」上でのArtificial Analysis Coding Agent Indexは76点。これはOpenAIのGPT-5.5(Codex/xhigh設定)とほぼ同水準で、最上位のClaude Fable 5(Claude Code)にわずかに及ばない程度の実力です。しかも、これをより少ないトークン数・低い料金で実現している点が評価されています。また、法律業務向けのエージェント評価では1位を獲得したとの報告もあり、コーディングに限らず定型的な調査・文書作成タスクとの相性も良さそうです。プログラミングやAIエージェント(複数手順の自動実行)用途で、コストを抑えつつ実用的な性能を求める人に向いています。

どんな用途・人に向いている?

ここまでの特徴を踏まえると、Grok 4.5が向いている場面と、他モデルのほうが向いている場面が見えてきます。

用途Grok 4.5の向き不向き
コーディング・AIエージェント開発◎ 強み。低コストで高頻度に呼び出したい開発者に向く
大量のAPI呼び出し・コスト重視の運用◎ トークン効率が良く、請求額を抑えやすい
長大な資料・大量データの一括読み込み△ コンテキストが50万トークンとやや短め。超長文なら他モデルも検討
日本語のブログ記事・繊細な文章表現△ 対応はしているが、自然さは他モデルとの比較・使い分けが現実的
最高精度を最優先する重要判断△ Claude Fable 5など最上位モデルに一歩譲る場面がある

ブログ運営・クリエイターにとっての意味は?

Grok 4.5は「低コスト×実用十分な性能」という方向性のモデルです。ブログ運営では、記事の下書きやアイデア出し、要約などにAIを使う場面が増えていますが、Grok 4.5のような低コストモデルは、使う量が多い人ほどコスト面のメリットが大きくなります。ただし、日本語の自然さや文章の細やかさは各モデルで差があり、用途に応じた使い分けが現実的です。AIで作った記事がSEOで評価されるかはAI生成記事はSEOで評価される?もあわせてご覧ください。

他のAIモデルとどう使い分ける?

2026年は、各社から高性能なAIモデルが相次いで登場しています。低コストで最上位に迫る性能という点では、Claude Opus 5やDeepSeek V4、中国勢ではQwen3.8 Maxも同じ流れにあります。文章の自然さ重視ならClaude、総合力ならChatGPT(GPT-5.6)、コーディングやコスト効率ならGrok 4.5、というように、用途とコストで使い分けるのが現実的です。主要モデルの比較はClaude Sonnet 5・GPT-5.6・Geminiの比較や、最新の主要AIモデル比較【2026年8月版】もあわせてご覧ください。

なお2026年8月12日には、後継のGrok 4.6がすでに公開済みです。料金は据え置きのままIntelligence Indexは61点まで向上しており、Grok 4.5は登場からわずか1ヶ月あまりで次モデルに置き換わりつつあります。

よくある質問

Grok 4.5はどこで使えますか?

xAI(SpaceXAI)が提供するGrokアプリやAPI(console.x.ai)のほか、コーディングツール「Cursor」の全プランからも利用できます。提供範囲やプランは変わることがあるため、最新の提供状況は公式でご確認ください。

Grok 4.5はChatGPTやClaudeより優れていますか?

一概には言えません。第三者評価では全モデル中4位につけ、コーディング系ベンチマークではClaude Opus 4.8と2勝2敗の互角。ただし最上位のClaude Fable 5やGPT-5.5にはまだ届いていません。コスト効率とコーディングに強みがあり、総合力よりも「安さと実用性のバランス」で選ばれるモデルです。

Grok 4.5は日本語で使えますか?

テキスト入力に対応しており、日本語でのやり取りも可能です。ただし日本語の自然さや細かな表現は、モデルごとに差があります。ブログ用途では、下書きはAI・最終確認と仕上げは人、という役割分担が安全です。

Grok 4.5の料金は高いですか、安いですか?

入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドルという価格は、Claude Opus 4.8(5ドル/25ドル)と比べるとかなり安価です。使用トークン数自体も少なく済む傾向があり、実際の請求額の差は料金表以上に開きやすいのが特徴です。

コンテキスト長が前のモデルより短くなったのはなぜですか?

公式に明確な理由は説明されていませんが、コーディングやエージェント作業への最適化を優先した結果とみられます。50万トークンでも一般用途には十分ですが、超長文の一括処理を重視する場合は、コンテキストの長い他モデルとの使い分けを検討しましょう。

Grok 4.5とGrok 4.6はどちらを使うべきですか?

2026年8月12日公開のGrok 4.6は、Grok 4.5と同じ料金でIntelligence Indexが61点まで向上したとされています。今からAPIを新規に使い始めるなら、料金が変わらない以上、後継のGrok 4.6を選ぶ方が無難といえそうです。

まとめ

  • Grok 4.5は、xAI(2026年7月6日にSpaceXAIへ社名変更)が2026年7月8日に公開した最新AIモデル
  • Artificial Analysis Intelligence Indexで54点、全モデル中4位(Fable 5・GPT-5.5・Opus 4.8に次ぐ)
  • API料金は入力100万トークン2ドル・出力6ドル(Opus 4.8より大幅に安く、トークン効率も高い)
  • コーディング系ベンチマークではOpus 4.8と2勝2敗の互角、Coding Agent Indexは76点
  • コンテキストは50万トークンで前世代より短縮。長大な一括処理には不向きな場合もある
  • 2026年8月には後継のGrok 4.6が同料金で登場済み。最新動向は要チェック

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