Rimo Voiceとは?MCP連携でAIに文字起こしを任せる使い方【2026年】
Rimo Voiceは、Rimo合同会社が提供する日本語特化のAI議事録・文字起こしツールです。2026年6月2日、そのRimo VoiceがCLIとMCPを同時公開し、Claude CodeなどのAIエージェントが会議データを直接参照できるようになりました。さらに2026年8月6日には、Anthropicの「コネクタディレクトリ」に掲載される公式コネクタとしても提供が始まっています。
「MCPって結局何ができるようになるの?」「6月のMCP対応と8月の公式コネクタは何が違うの?」「自分の会議AIツールでも同じことができるの?」——そんな疑問に、公式発表・公式ヘルプセンターの情報をもとに、Rimo Voiceの基本から設定手順、料金、他ツールとの違いまで順番に整理していきます。
この記事の要点
- Rimo Voice MCP/CLIで、Claude CodeやCursorなどから会議の議事録データを直接呼び出せる
- 2026年8月6日からはAnthropicの公式コネクタディレクトリにも掲載。URL設定なしで「Rimo」と検索→接続するだけで使える
- 権限管理はAI経由でも維持され、閲覧権のない会議はAIに聞いても回答されない
- 対応プランはプロ・チーム・法人プラン(文字起こしプランは対象外)
- 設定はrimoコマンドのインストール+認証+各クライアントへの登録の3ステップ(公式コネクタ利用時は不要)
Rimo Voiceとは?まず基本をおさらい
Rimo Voiceは、2019年設立のRimo合同会社(東京都渋谷区)が運営するAI議事録ツールです。Zoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webexなどのオンライン会議にBotとして参加させたり、録音・録画ファイルをアップロードしたりするだけで、自動的に文字起こしと要約を作成してくれます。
公式サイト(2026年8月確認時点)によると、対応言語は60以上。話者分離や、社内用語・固有名詞のカスタム辞書登録にも対応しており、日本語の会議に強いことが特徴です。データは国内データセンター(GCP)に保管され、ISO/IEC 27001・27017の認証も取得しています。
この「議事録が自然言語で蓄積される」という土台があったからこそ、今回のMCP・CLI公開で「AIエージェントが議事録を直接読みにいく」という使い方が実現した、というわけです。
MCPとは?一言で説明すると
MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが外部サービスのデータやツールに接続するための共通規格です。Anthropic社が開発したオープンな仕様で、Claude CodeやClaude Desktop、Cursorなど複数のAIツールが対応しています。
たとえるなら、電化製品と電源プラグの関係に近いイメージです。これまでは、AIにあるサービスのデータを使わせたいとき、サービスごとに専用の連携方法を用意する必要がありました。MCPという「共通の差込口」ができたことで、対応さえしていれば、AIエージェント側は同じやり方で色々なサービスに接続できるようになります。Rimo VoiceがMCPに対応したのも、この「共通の差込口」に自社の議事録データを差し込めるようにした、と考えると分かりやすいはずです。
Rimo Voice MCP・CLIで具体的に何ができるようになったか
公式発表によれば、今回の対応は「国内の議事録ツールとして初めて」(Rimo合同会社調べ、2026年6月時点)のAIエージェント連携とのことです。これにより、Claude Codeなどのエージェントに「先週の会議をもとに新機能のプロトタイプの叩き台を作って」のように話しかけると、AIが自分でRimo Voiceの議事録を検索・参照した上で回答してくれるようになります。議事録を手動でコピーしてAIに貼り付ける作業が不要になる、というのが最大の変化です。
公式発表による活用シーンの例
- 週次レポートの自動生成(先週の会議をまとめて部門別サマリーを作成)
- 新入社員・異動者のオンボーディング(過去の会議を横断して経緯を説明)
- 提案書の自動作成(過去商談の議事録から課題・要望を整理)
- 経営判断の根拠確認(過去の意思決定の経緯を参照)
- コンプライアンス・監査対応(特定案件の議論履歴を確認)
気になる権限管理についても心配は要りません。会議単位・参加者単位の権限設定はAI経由のアクセスにもそのまま適用されるため、経営会議を閲覧できない社員がAIに問い合わせても、その内容は返ってこない仕組みになっています。
MCPとCLI、何が違う?
公式ヘルプセンターの手順書によると、MCPとCLIは同じ議事録データに、それぞれ違う入口からアクセスする手段です。MCPはClaude CodeやCursorなど「AIエージェントがツールとして自動的に呼び出す」ための規格で、CLIは人がターミナルからコマンドを打って直接操作する手段、と役割が分かれています。どちらも中身では、以下のような共通の機能を使うことになります。
| できること | MCPでの呼び名 | CLIでの呼び名 |
|---|---|---|
| 議事録の一覧・取得 | note_list / note_get | rimo note get |
| キーワード検索 | note_search | rimo note search |
| 意味ベースの検索(あいまいな言い回しでもヒット) | note_semantic_search | rimo note search(意味検索オプション) |
| AIに質問して回答をもらう | note_ask | rimo note ask |
普段からClaude CodeやCursorを開いて作業している人はMCP、ターミナル操作に慣れていて他のスクリプトと組み合わせたい人はCLI、というのが基本的な使い分けの目安になりそうです。
【2026年8月更新】Rimo VoiceがClaudeの「公式コネクタ」になった
PR TIMES(2026年8月6日発表・8月7日掲載)によると、Rimo VoiceはAnthropicの「コネクタディレクトリ」に掲載される公式コネクタとしての提供を開始しました。国内のAI議事録ツールとしては初めての対応とのことです。6月のMCP・CLI公開が「設定ファイルに自分で接続情報を書き込む」タイプの連携だったのに対し、今回の公式コネクタは仕組みそのものが違います。
| 比較項目 | 6月公開:MCP・CLI(セルフ設定) | 8月公開:Claude公式コネクタ |
|---|---|---|
| 設定方法 | .mcp.json等の設定ファイルに自分で接続情報を記述 | Claudeのコネクタ検索画面で「Rimo」と検索→接続ボタンを押すだけ |
| URLの入力 | クライアントによっては必要 | 不要 |
| 対象ユーザー | Claude Code・Cursor・Codexなどを使うエンジニア寄りの人 | エンジニアでない一般の従業員でも利用しやすい |
| 対応クライアント | Claude Code、Claude Desktop、Cursor、Codex等 | Claude(Anthropicの公式ディレクトリ経由) |
公式発表では、「Claudeのコネクタ検索画面で『Rimo』と検索し、接続するだけで会議データを直接参照できるようになります。URLの設定は不要で、エンジニアでない一般の従業員でも、チャット感覚でAIエージェント連携を利用できます」としています。またRimo VoiceのMCPサーバーはURL指定でも提供されているため、公式によれば同じURLをChatGPTやMicrosoft Copilotなど他社のAIアシスタントに登録することでも議事録データへ接続できるとのことです(対応状況は各AIツール側のMCPリモート接続対応にもよるため、利用前に自分の使っているツールの対応状況を確認してください)。なお同発表では、Rimo Voiceが2026年3月時点で国内25万以上のアカウントに利用されていることも明らかにされています。
Rimo Voiceの対応プラン・料金表
プランごとの月額料金は以下の通りです(2026年8月23日、公式サイト再確認済み。6月の発表時点から金額の変更はありません)。
| プラン名 | 月額(税込・月払い) | 主な対象 | MCP・CLI対応 |
|---|---|---|---|
| 文字起こしプラン | ¥1,650 | 文字起こしのみ必要な方向け | 非対応 |
| プロプラン | ¥4,950 | AIで生産性を最大化したい個人向け | 対応 |
| チームプラン | ¥6,600〜(1アカウントあたり) | チームで共同作業をする方向け | 対応 |
| 法人プラン | お見積り | 11アカウント以上の大規模利用向け | 対応 |
公式ヘルプセンターのMCP・CLI手順書を確認したところ、MCP・CLI連携の対象は法人・チーム・プロプランとなっていました。文字起こしプランのみの契約では、この連携機能は利用できません。年払いを選ぶと月額が割引になるコースも用意されています。
もう一点、公式サイトの料金ページによると、プロプラン以上には毎月1,000クレジットが付属しており、AI議事録の要約やAIチャットといったAI機能はこのクレジットを消費する仕組みです(公式ヘルプセンターの目安では1会議あたり10クレジット消費)。MCP・CLI経由のnote_ask(AIへの質問機能)が同じクレジットを消費するかどうかは公開ページに明記が見当たらなかったため、頻繁に使う予定がある場合は契約前に公式へ確認しておくと安心です。最新の金額や対応プランは、契約前に必ず公式サイトの料金プランページで確認してください。
使い方・設定手順
公式のMCP手順書・CLI手順書をもとに、実際の設定の流れを整理しました。細かいコマンドの表記は今後のアップデートで変わる可能性があるため、必ず最新の公式手順書と照らし合わせながら進めてください。なお、前述の「Claude公式コネクタ」経由で使う場合は、以下の手動セットアップは不要です。Claudeのコネクタ検索画面で「Rimo」と検索して接続するだけで使い始められます。ここで紹介するのは、Claude Code・Cursor・CodexなどでMCPサーバーを個別に設定する場合の手順です。
ステップ1:rimoコマンドをインストールする
まずCLIツール「rimo」を導入します。Mac・Linuxはターミナルで次のコマンドを実行するのが公式の推奨方法です。
curl -fsSL https://rimo.app/cli/install.sh | sh
Windowsの場合はPowerShellで次のコマンドを使います。
irm https://rimo.app/cli/install.ps1 | iex
インストール後、rimo version でバージョンが表示されればOKです。
ステップ2:ブラウザで認証する
次のコマンドを実行するとブラウザが立ち上がり、Rimo Voiceのアカウントでログイン認証を行います。認証トークンはOSの認証情報ストアに保存される仕組みです。
rimo auth login
ステップ3:使いたいAIツール側に接続設定を追加する
公式手順書によると、主要ツールへの登録方法は次のようになっています。
クライアント別の接続設定(公式手順書ベース)
- Claude Code:設定ファイル
.mcp.jsonに、コマンドrimo・引数["mcp"]を指定した「rimo」エントリを追加 - Claude Desktop:拡張機能ファイル
rimo.mcpbをダウンロードし、「設定>Extensions」画面にドラッグ&ドロップ。個別発行のパーソナルAPIキーの入力が必要 - Cursor:「設定>MCP>Add new MCP server」で、タイプに「Command (stdio)」、コマンドに
rimo、引数にmcpを入力 - Codex:設定ファイル
~/.codex/config.tomlの[mcp_servers.rimo]にコマンドを記載
CLIだけで使う場合は、この接続設定は不要です。ステップ1・2まで済ませれば、ターミナルからrimo note searchやrimo note askのようなコマンドをそのまま使い始められます。
※実機でのスクリーンショット付き解説は準備でき次第、追記予定です。
他の文字起こしAIとの違い
「議事録AI」と一口に言っても、ツールごとに強みが違います。Rimo Voiceならではの特徴を、一般的な文字起こし・議事録AIツールと比べて整理しました。
| 観点 | 一般的な文字起こしAIツール | Rimo Voice |
|---|---|---|
| 文字起こし・要約 | 多くのツールが対応 | 対応(日本語の話者分離・専門用語辞書に強み) |
| AIエージェントから議事録を直接参照 | ツールによって未対応、または手動コピペが前提 | MCP・CLI、Claude公式コネクタの両方でClaude Code等から直接呼び出し可能 |
| AI経由アクセスへの権限管理 | ツールにより差がある | 会議単位・参加者単位の既存権限がAI越しでも維持される |
| 自然言語での議事録横断検索 | ツールにより差がある | note_ask等でAIに質問形式で聞ける |
| データ保管場所 | サービスにより海外リージョンの場合あり | 国内データセンター(GCP)に保管 |
単純な文字起こし精度や対応言語数だけを比べるなら、Notta(100以上の言語に対応するとうたう海外発サービス)のように多言語・グローバル運用に強いツールもあります。一方で、日本語の会議を中心に、蓄積した議事録をAIエージェントの「業務ナレッジ」として活用したい場合は、MCP・CLI、そしてClaude公式コネクタというRimo Voice独自の強みが効いてくる、という棲み分けになりそうです。
どんな人・どんな場面に向いているか
MCP連携は便利な機能ですが、すべての人に向いているわけではありません。向き・不向きを整理しておきます。
こんな方に向いています
- Claude CodeやCursorなど、AIエージェントを普段の業務で使っている方
- 過去の会議・商談の内容を横断して調べる作業に時間を取られている方
- 週次レポートやオンボーディング資料の作成を自動化したい方
- エンジニアではないが、Claudeの公式コネクタ経由で手軽にAI連携を試したい方
こんな方には向かないかもしれません
- Claude CodeなどAIエージェントを業務で使っていない方
- 会議データをAIに参照させることに社内の合意が得られていない方
- 権限管理の設定を事前に整理する時間が取れない方
権限管理はRimo Voice側の会議単位・参加者単位の設定がそのまま適用される仕組みです。導入前に社内の権限設定を見直しておくと安心です。
よくある質問
Q1. MCPに対応していないと何が変わるのですか?
これまでは会議の議事録をRimo Voiceの画面で確認し、必要な部分をAIに貼り付けて使う必要がありました。MCP対応によりこの手作業が不要になります。
Q2. 無料で試せますか?
Rimo Voiceにはクレジットカード登録不要の無料トライアルが用意されています。公式ヘルプセンターによると、トライアル期間は1週間で、文字起こしプランの試用では60分までの音声を試せる仕組みです。クレジットカードを登録していなければトライアル終了時に自動的に利用が終わり、課金はされません。MCP機能を含むかどうかは、契約プランによって変わるため、利用開始時に公式画面で確認してください。
Q3. Claude Codeを使ったことがない場合はどうすればいいですか?
まずはAIライティングツールなどでAIエージェントの使い勝手を試すのもおすすめです。当ブログではCatchyの料金プランと評判や、Claudeでブログ記事を書く方法とChatGPTとの使い分けを解説した記事も公開していますので、参考にしてください。
Q4. MCPとCLI、結局どちらを使えばいいですか?
Claude CodeやCursorを開いて作業することが多い方はMCP、ターミナル操作や他のスクリプトとの組み合わせを重視する方はCLIが向いています。どちらも参照できる議事録データや検索・質問の機能自体は共通です。
Q5. セキュリティ面は大丈夫ですか?
Rimo Voiceは公式サイトによると、データを国内データセンター(GCP)に保管し、情報セキュリティの国際規格であるISO/IEC 27001と、クラウドサービス向けのISO/IEC 27017の認証を取得しています。またAI経由のアクセスにも、通常利用と同じ会議単位・参加者単位の権限管理が適用されます。ただし個々の企業のセキュリティ要件に合うかは、契約前に公式へ確認することをおすすめします。
Q6. Claude公式コネクタと、6月に公開されたMCP・CLIは何が違うのですか?
6月のMCP・CLI公開は、Claude CodeやCursorなどの設定ファイルに接続情報を自分で書き込む、いわばセルフ設定型の連携でした。2026年8月6日には、Anthropicのコネクタディレクトリに掲載される「公式コネクタ」としても提供が始まり、Claudeのコネクタ検索画面で「Rimo」と検索して接続ボタンを押すだけで使えるようになりました。URLの設定が不要になったぶん、エンジニアでない一般の従業員でも扱いやすくなっています。
Q7. ChatGPTやMicrosoft CopilotからもRimo Voiceの議事録を参照できますか?
公式発表によれば、RimoのMCPサーバーはURL指定でも提供されており、そのURLを登録することでChatGPTやCopilotなど他社のAIアシスタントからも議事録データに接続できるとされています。ただし実際に使えるかどうかは、利用しているAIツール側がMCPのリモート接続(URL指定での外部サーバー接続)に対応しているかによって変わります。使う前に、自分が使っているツールの対応状況を確認しておきましょう。
まとめ
Rimo VoiceはMCP・CLI公開により、Claude CodeなどのAIエージェントから議事録データを直接参照できるようになりました。さらに2026年8月6日には、Anthropicの公式コネクタディレクトリにも掲載され、URLの設定なしで「Rimo」と検索して接続するだけで使えるようになっています。権限管理を保ったまま会議データをAIに開放できる点、そしてプロ・チーム・法人プランで利用できる点が、今回の一連の発表の大きなポイントです。導入を検討する際は、公式のMCP手順書・CLI手順書、料金プランページを確認しながら進めましょう。
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